インストールメディアがあると OS の再インストールをする場合に便利なので、トラブルに備えておくという意味でも作っておいた方が安心です。特に次期バージョンの OS が発表される直前には、その時点の最新バージョンのインストールメディアを作っておくといいと思います。次期バージョンにアップデートしたら不具合が多くて使い物にならなかった、なんていう場合に、前のバージョンに戻すための手段として使えます。
用意するもの
容量が 8GB 以上の USB メモリ
インストール USB メモリの作成手順
まず App Store から OS X インストーラをダウンロードします。
ダウンロードボタンを押すとインストーラのダウンロードが始まります。
OS X El Capitan のインストーラのサイズは約 6GB です。
ダウンロードが完了するとこのウインドウが表示されます。
「続ける」は押さないで command + Q で終了させてください。
続いて USB メモリを Mac に接続します。接続後、下の画像のようにデスクトップに USB メモリのアイコンが表示されるのを確認してください。(ここでは USB_1 になっていますが、USB メモリの名称は何でも構いません。)
次に Launchpad の「その他」から「ターミナル」を起動し、
ターミナルに
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume
をコピーペーストします。
続いてターミナルのウインドウにデスクトップの USB メモリのアイコンをドラッグアンドドロップすると
/Volumes/USB_1
のように USB メモリのパスが入力されます。その後に続けて
--applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app
をコピーペーストします。
最終的に下記のようにコマンドが入力されているのを確認したら「return」を押してコマンドを実行します。
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/USB_1 --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app
コマンド実行後に Password: と表示されるのでパスワードの入力をします。入力中は打ち込んだ文字の表示やカーソルの移動など、画面上の変化は全く起こりませんが、実際には打ち込まれているので、打ち間違いに注意してください。パスワードの入力ができたら「return」を押します。
Ready to Start. と表示され、/Volumes/USB_1(USB メモリ)を消去してもいいかを確認されます。「y」キーを押して「return」を押すと USB メモリのデータが消去され、インストーラのデータの書き込みが始まります。インストーラの書き込みは 20 分程度で完了します。
Copy Complete.
Done.
と表示され、コマンド入力可能な状態になったらインストール USB の完成です。
OS X インストール用 USB メモリができました。
USB メモリからの OS X インストール方法
インストール USB メモリをポートに差しておき、電源を入れた直後から「option」キーを押したままにすると、起動ディスクの選択画面が出ます。そこで「Install OS X El Capitan」を選択して起動すると OS X の再インストールができます。
起動ディスクの選択画面
参考にした Apple のサイト:
・OS X の起動可能なインストーラを作成する
・Mac での起動ディスクの選択方法
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