2018年2月25日日曜日

iPhoneでセルスタンバイ問題は起きるのか?【試してみた】


格安 SIM のデータ専用プランを利用する場合、使う機種によって「セルスタンバイ問題」や「アンテナピクト問題」が発生することがあります。

セルスタンバイ問題とは、正常に通信できている状態にもかかわらず、端末が圏外と誤認識してしまい、電波を探す動作を繰り返して多量の電力を消費してしまう問題のことです。この問題が起きるときには、アンテナピクトが正しく表示されないアンテナピクト問題も伴うことが多いようです。

携帯回線は「音声通話」と「データ通信」の二種類の通信方式が使われており、多くの端末は基本的にその両方式をセットで使うことを前提に設計されています。そのため端末によってはデータ通信のみでの利用が想定されておらず、音声通話のないデータ専用 SIM では異常な動作をしてしまい、結果的にセルスタンバイ問題を引き起こしているのだと思われます。

これらの問題は Android で発生するという情報は見かけるのですが、iPhone の場合はどうなのかよく分からなかったので、実際に検証をしてみました。

ポイント
セルスタンバイ問題の確実な解決方法は、通話または SMS が利用できる SIM を使用する事です。SMS は音声通話回線を使ったメッセージサービスのため、SMS のみでも音声通話回線が使用されます。docomo 回線のサービスでは SMS は有料オプション、au 回線のサービスでは SMS 機能は無料で付いてきます。

検証用の iPhone および SIM


端末
iPhone SE(iOS 11.2.5, SIM フリー)

SIM(データ専用)
・0 SIM データ専用プラン(SMS なし)
・mineo au プラン シングルタイプ(SMS あり)


検証方法


それぞれの SIM を挿して利用できる状態にセットアップし、100% まで充電してから 12 時間放置してバッテリー残量を比較します。

回線はそれぞれ docomo (0 SIM) と au (mineo) で異なりますが、どちらも 4G (LTE) 接続で、電波状態も比較的良好です。iPhone はほぼ初期状態で、バックグラウンドで動作して通知を出すアプリなどはインストールしていません。

モバイルデータ通信の「4Gをオンにする」の設定は、0 SIM が「音声通話とデータ」、mineo が「データ通信のみ」(こちらは音声通話の設定にすること自体できない)としました。

結果


0 SIM(SMSなし)
mineo(SMSあり)

バッテリー残量の結果(12時間後)
0 SIM(SMSなし): 98 %
mineo(SMSあり): 99 %

バッテリー消費量は 1 ~ 2% で、どちらもほとんど消費されていませんでした。0 SIM の方は途中でバッテリー状態を確認した頻度が多かったため、使用時間が少し長くなっています。1% の差はこの影響もあるかもしれません。使用している電波がそれぞれ違っているので、多少の差が出ても不思議ではないのですが、何れにしても誤差の範囲ではないかと思います。

0 SIM の方はあえて「4Gをオンにする」の設定を「音声通話とデータ」にしましたが、異常なバッテリー消費は見られませんでした。この結果を見る限り、iPhone で 4G (LTE) 接続の場合は、SMS ありでも SMS なしでも大きな差はなく、いわゆる「セルスタンバイ問題」は起きないようです。

アンテナピクト問題は発生


iPhone ではセルスタンバイ問題は起きないようですが、アンテナピクト問題は発生しました。

docomo 回線の 0 SIM で「4Gをオンにする」の設定を「データ通信のみ」にしたところ、アンテナピクトは電波なし状態の表示になりました。しかし、この状態でも正常に通信はできており、接続自体に問題はないようです。


「音声通話とデータ」に設定するとアンテナピクトは正常に表示され、通信も問題ありませんでした。今回の検証ではバッテリーの異常消費も見られなかったので、基本的には「音声通話とデータ」の設定にしておけば良さそうです。

ただし、今回の検証では iPhone を同じ場所に置いた状態にしていただけなので、実際の使用時のように移動によって電波状態が変化したり、基地局が切り替わるような場合にはどのような影響が出るか分かりません。もしバッテリー消費が明らかに速いようであれば「データ通信のみ」にした方がいい可能性もあります。このあたりは様子を見ながら設定してみてください。(どちらの設定でも電波オフからオンにした時の再接続はスムーズに行われていたので、おそらく問題ないとは思いますが。)

一方、au 回線の mineo は「データー通信のみ」の設定でもアンテナピクトの表示は正常でした。こちらはそのままの設定で問題ないようです。そもそも au 回線では音声通話ありの VoLTE SIM でなければ「音声通話とデータ」の設定にすることができないので、回線の仕組み自体が docomo とは少し異なるようですね。

まとめ


iPhone (iOS 11.2.5) で 4G 接続であれば、セルスタンバイ問題は発生しませんでした。データ専用 SIM を使う場合でも SMS の有無を気にする必要はなさそうです。

2018年1月31日水曜日

iPhone の UQ mobile メール(MMS)初期設定方法


UQ mobile では月額 200 円で @uqmobile.jp のメールアドレスを利用できます。MVNO でキャリアメール(MMS)を提供しているのは UQ mobile だけなので、必要な人にとっては貴重なメールサービスではないかと思います。

UQ mobile のメールは Android では CosmoSia やハングアウトから利用可能で、サポートページにも Android での設定方法が書いてあります。しかし、なぜか iOS での設定方法は見当たらなかったので、iPhone で UQ mobile メールを使う場合の設定方法をまとめてみました。

メールの初期設定


Wi-Fi をオフにして、モバイルデータ通信のみできる状態から設定を行ってください。

設定手順
1. 「メッセージ」アプリをタップする。



2. 宛先「00090010」  本文「1234」を入力し SMS を送信する。



3. 自動返信の SMS がきたら開いてメール設定 URL をタップ。



4. メール設定ページからお好みのメールアドレスに変更する。



5. 「設定」→「メッセージ」→「MMS メールアドレス」の欄に設定したメールアドレスを入力。


これで初期設定は完了です。
メッセージアプリから @uqmobile.jp のメールが使えるようになります。
(au の @ezweb.ne.jp のようにメールアプリで使うことはできません。)

UQ mobile メールの特徴


@uqmobile.jp  のメールは、docomo、au、SoftBank などのキャリアメールと同等の扱いのメールとなっているので、相手がガラケーで携帯メール以外を受け取らない設定にしている場合でも送ることができたり、迷惑メール扱いされにくいという利点があります。

またメール受信は自分の端末に限られるため、不正アクセスでメールを盗み見られるリスクが低く、オンラインバンキングのワンタイムパスワードなどを受信するメールアドレスとしては、比較的安全性が高いと言えます。

有料のサービスですが、上記のようなメリットがあるので、それなりに使い道はあります。ただし iPhone ではメッセージアプリからしか使えないため、個人的にはメールとしての使い勝手はそれ程よくないように感じます。

メールは Gmail などをメインに使いつつ、UQ mobile のメールは必要な場合に利用するといった使い分けをするのがベストだと思います。

iPhone のメールサービス対応状況


公式の動作確認端末一覧によると、UQ mobile のメールサービスに対応している iPhone は以下の機種になります。

・iPhone 5s
・iPhone SE
・iPhone 6 / 6 Plus
・iPhone 6s / 6s Plus

これより新しい iPhone 7 / 8 / X は、現時点では非対応になっています。

しかし、以前 au iPhone 5s が動作確認端末に含まれていなかった時に、UQ mobile のサポートに電話で確認すると「メールは使えません」とはっきり言われたものの、実際には設定をしてみると au iPhone 5s でもメールは問題なく使えました。

公式には非対応とされていますが、iPhone 7 以降の機種でもキャリアメール(MMS)の仕組みは共通しているはずなので、おそらく iPhone 5s 同様に使えそうな気はします。(一応ネット上には iPhone 7 でも使えているという情報はありました。)

とはいえ実際に動作確認をしてみたわけでもなく、公式にも動作保証はされていないものなので、もし iPhone 7 以降の機種で使ってみたいと思われる場合は、基本的に保証はないことを承知された上でお試しください。

関連記事︰au 版 iPhone 5s を UQ mobile で使う時の設定方法

2017年12月11日月曜日

Fireタブレットに最適な microSD カードはどれ?【検証してみた】

Fire タブレットは microSD カードを使うことで、本体のストレージ容量が少ないモデルでも簡単に容量を増やすことができます。Amazon ビデオや Kindle 本のデータを SD カードに保存しておけば、外に持ち出せるコンテンツが増える上、本体が容量不足になるのも避けられます。内部ストレージの少ないモデルを使う場合は、SD カードはほぼ必須と言えるかもしれません。

人によってベストな容量は違うと思いますが、自分は 32GB の SD カード(実売価格 2,000 円前後)を使っています。Amazon でベストセラーと書いてあったものを買ってなんとなく使っていましたが、これ、性能的には他のと比べてどうなんだろう?と疑問に思ったので、32GB の microSD をいくつか入手して速度を比較をしてみました。

用意した microSD カード


上から 3 つが「Class 10」「UHS Speed Class 1」対応、一番下の SanDisk は上位モデルの製品で「UHS Speed Class 3」「Application Performance Class 1 (A1)」「UHS Videos Speed Class 30 (V30)」対応となっています。

測定環境


PC および Fire HD 8 (2016) で測定を行いました。

PC では USB 3.0 のカードリーダー (Transcend TS-RDF5K) を使用し、CrystalDiskMark で microSD の速度を測定しました。シーケンシャル(連続したデータ)アクセスとランダムアクセスが計測されます。測定に使用した PC の性能的な要因から、測定値は microSD の最大性能ではない可能性があるため、結果はあくまで同一条件下での比較として見てください。

Fire HD 8 では Android アプリの A1 SD Bench を使用した計測と、ファイルマネージャーアプリを使用して、内部ストレージから microSD への 1GB のファイルのコピーにかかる時間をストップウォッチで測定しました。

測定結果


CrystalDiskMark のベンチマーク結果
トランセンド(UHS スピードクラス 1)

シリコンパワー(UHS スピードクラス 1)

サムスン(UHS スピードクラス 1)

サンディスク(UHS スピードクラス 3)

読み込みでは、シリコンパワーのランダムリードが若干遅い以外は、どれもほぼ同じ数値が出ました。読み込みに関しては、どの microSD もそれほど大きな差はないようです。

書き込みに関してはそれぞれに異なる傾向がありました。

シーケンシャルライト (Q32T1) の結果は速い順に以下のようになりました。

サンディスク (UHS 3)    54.65 MB/s
サムスン (UHS 1) 34.44 MB/s
シリコンパワー (UHS 1) 28.23 MB/s
トランセンド (UHS 1) 25.22 MB/s

やはり UHS スピードクラス 3 の SD カードは規格通り速いようです。UHS スピードクラス 1 の SD カードではメーカーによって書き込み速度がそれぞれ異なり、UHS 1 の中ではサムスンが最も速い結果になりました。

ランダムライト (Q32T1) の結果は速い順で下記のようになりました。

シリコンパワー (UHS 1)    3.317 MB
サムスン (UHS 1) 2.643 MB
サンディスク (UHS 3) 2.466 MB
トランセンド (UHS 1) 1.354 MB

シリコンパワーはランダムリードが他より遅い反面、ランダムライトは一番速いという結果になりました。トランセンドはシーケンシャルライトに続きランダムライトでも最下位で、書き込み性能が全体的にあまり良くないようです。

A1 SD Bench の結果
トランセンド

シリコンパワー

サムスン

サンディスク

結果は速い順で以下のようになりました。

Read Write
サンディスク    63.47 MB/s   53.24 MB/s
サムスン 47.97 MB/s 31.67 MB/s
シリコンパワー 45.89 MB/s 27.39 MB/s
トランセンド 36.24 MB/s 22.49 MB/s

読み込みも書き込みも、順当に UHS 3 のサンディスクの速度が一段上という結果になりました。UHS 1 の中ではサムスンが最も速い結果となりました。

PC での測定ではあまり差が出なかった読み込み速度も、Fire HD 8 でアプリを使って測定をした場合には、ある程度の差が出ました。ベンチマークの計測方式が異なっている可能性もありますが、PC で使用した場合よりも、実際にタブレットで使用する場合の方が microSD の性能差は大きく出やすいのかもしれません。

1GB ファイルのコピーにかかる時間の測定結果

サンディスク    20.71 秒
サムスン 37.40 秒
シリコンパワー 42.07 秒
トランセンド 54.60 秒

ファイルコピーの実測でもサンディスクが圧倒的に速い結果になりました。ファイルコピーの結果は、A1 SD Bench の Write 結果にほぼ準じたものになっており、A1 SD Bench のベンチマーク結果は概ね妥当な数値が出ているようです。

結果から分かったことなど


まず、これまで自分が使っていたのはトランセンドの microSD だったのですが、今回の検証により同クラスの microSD の中では最も遅いものであることが判明しました(^_^; 実用上は大きな問題もなく普通に使うことはできますが、ファイルをコピーする時や読み込み時には確かに少しもたつく感じがあります。この microSD カードはベンチマーク結果もいまいちだったので、性能的にはあまりオススメできなさそうです。

性能とコストのバランスを見た場合、安定してベンチマークの上位に入っていた Samsung EVO Plus が最も良さそうに思います。
ところが、このサムスンの microSD カードを Fire HD 8 で使用した場合、挿しっぱなしであるにも関わらず、時々「SDカードが不正に取り外されました」の表示が出ることがありました。


SD カードをよく見てみると、他社のものに比べカード自体が分厚く、また若干反っており、性能以前に物理的な形状の問題からカードスロット内で接触不良を起こしていた可能性が考えられます。しかし Fire (2015) / Fire 7 で使用した場合には全く問題がないことから、カードスロットによりカード形状に対する許容範囲が異なるのかもしれません。ネット上でもサムスンの SD カードで認識が不安定という書き込みをいくつか見かけたため、これは自分の買った個体のみの問題ではないような気がします。機種によるのか個体差なのか、何が原因かはっきりしたことは分かりませんが、おかしな挙動があったのは確かなので、個人的にはサムスンの microSD カードは手放しにはおすすめしにくいです。コスパはいいと思うんですけどね…。

次に SanDisk Extreme、これは UHS 3 対応の SD カードで、間違いなく読み書きの性能が抜群に高いです。とにかく速いのが欲しいという方にはおすすめの microSD カードです。安価に購入できる並行輸入品は、国内でメーカー保証が受けられないのが気になるところですが、大抵の場合は買ったお店で初期不良の交換(購入から1〜2週間以内)はしてもらえます。SanDisk は偽物も多く出回っているようなので、なるべく信頼できる店から購入して、購入後も念のためベンチマーク等で性能を確認した方が良いと思います。

残るシリコンパワー、こちらは性能はそこそこですが安定して使用できており、永久保証もあります。色々なことを総合的に考えた場合、今回検証した中では一番無難な選択肢かもしれません。

無難という点では今回の検証には含まれていない Amazon 公認の SanDisk Ultra もありますが、こちらは他の製品に比べ少々割高なので、コスト的にはあまりメリットはない気がします。とはいえ、世界大手の SanDisk 製で品質は良く、タブレットでの使用に十分なスペックもあり、 Fire での動作も確認済み(Made for Amazon 認定取得)なので、Fire で安心して使える製品であることは間違いないです。


まとめ


結論としては、メーカー保証を考えず性能で選ぶなら SanDisk Extreme、手持ちの機種で不具合が出ないことを祈りつつ買うなら Samsung EVO Plus、総合的に無難なのがシリコンパワー、という感じかなと思います。トランセンドも普通に使うことはできるので、価格によってはアリかもしれません。安心感を優先するなら Made for Amazon の SanDisk Ultra でも悪くはないと思います。

それぞれに一長一短があるので、どれが最適と言うのは難しいですね…(^_^;)

人によって何を重視するかは違うはずなので、様々な要素から判断して、自分にとってこれが最適だ、と思うものを使うのが良いのではないかと思います。

最後に、自分が買って検証に使った microSD がたまたまハズレ or 当たりのロットだっただけという可能性もあるため、必ずしも各製品の性能がこの検証の結果通りであるとは限りません。この記事の内容は参考程度に見てください。

2017年11月30日木曜日

macOS High Sierra の脆弱性修正アップデートがリリース

macOS High Sierra にパスワードなしで簡単に管理者 (root) ログインできてしまう脆弱性が発見され、NHK のニュースにまでなっていましたが、その問題を修正するセキュリティーアップデートの配布が始まりました。

High Sierra を使用している場合は、なるべく早く Mac の App Store からアップデートした方が良さそうです。

セキュリティアップデート 2017-001(2017 年 11 月 29 日)
https://support.apple.com/ja-jp/HT208315

問題になっている脆弱性は、root アカウントでパスワードを入力することなく管理者として設定の変更などができてしまうという、単純ながら結構ひどいバグです。今のところ Mac を直接操作する方法しか分かっていませんが、リモートアクセスで悪用される可能性も考えられるので、そのままにしておくのは危険性が高そうです。

アップデート後に確認してみると、root ユーザーで設定のロック解除をしようとしても、ダイアログがプルプルして拒否するだけで、設定のロックは解除できませんでした。ひとまずこれで一安心。

root と入力して「ロックを解除」を押しても解除されませんでした

ちなみにアップデートを行った後に再起動をすると、iCloud のログインパスワードを再入力する必要がありました。

今回はすぐに修正が出たのでよかったですが、それだけ致命的なバグだったということなんでしょうね。Apple も「このアップデートをなるべく早くインストールしてください。」と言っているので、なるべく早めのインストールをおすすめします。

*追記
再度アップデートがリリースされました。最初のアップデート(ビルドナンバー「17B1002」)は適用するとファイル共有が使えなくなる不具合があったようです。最新のアップデートを適用すると macOS のビルドナンバーが「17B1003」になります。


2017年11月21日火曜日

Fire OS 5.6.0.0 で apk がインストールできない時の対処方法

先日 Fire 7HD 8 が Fire OS 5.6.0.0 にアップデートされました。5.4.0.1 より少し動作が軽くなった感じで、概ねいいアップデートではないかと思います。ただ一つ、問題がありました。

アップデートされたついでに、少し挙動がおかしかった Fire を初期化してセットアップし直したのですが、バックアップしておいたアプリの apk をインストールしようとしたところ、インストールの画面で「インストール」ボタンがグレーアウトして押せない状態になっていました。

この問題を避けてアプリをインストールする方法があったので、それをご紹介します。

*追記 (2017/12/05)
Fire OS 5.6.0.0 の 3 回目のアップデートでこの問題は改善されました。

apk のインストール方法


1. アプリのインストール画面で一番下のバーのタスクボタン(四角ボタン)をタップする。


2. タスク切り替え画面が表示されたら、一番前面のウインドウをタップして元の画面に戻る。


3. もう一度アプリのインストール画面を表示すると「インストール」が押せるようになります。


ちょっと面倒ですが、この手順でインストールできました。

タスクボタンに限らず、ホームボタンをタップしてホームを表示したあと再びインストールでも同じようにできます。とにかく一度画面表示を切り替えればインストールが押せるようになるみたいですね。

以前のバージョンの Fire OS でも常駐アプリが動いていると apk がインストールできないバグ?があったので、それがまた別の形で出てきたのかなという気もします。

当面はこの方法でしのいで、今後のアップデートで解消されることに期待ですね。

2017年10月31日火曜日

Fire タブレットで位置情報が使えない時の対処方法

Fire タブレットには GPS が搭載されていませんが、Wi-Fi からおおよその位置を特定することができる、と、Amazon のヘルプページには書かれています。

ところが、実際には Fire タブレットの位置情報サービスをオンにしてアプリを使っても、位置情報が取得できない、または全く違う場所が表示されることがあります。

私の自宅では現在位置がこのようになりました。

ロシア!?

天気アプリは任意の地域を登録できるため、現在位置がロシアでもそれほど問題はないのですが、位置情報が必須のラジオアプリ「radiko.jp」ではサービス地域ではありませんと言われてしまい、全く聞くことができませんでした。位置情報がらみでは Fire でモンスターストライクのマルチプレイができないという情報もたまに見かけますね。位置情報が取得できなかったり正しい場所ではないことで、このようにちょっと困った問題が起きてしまいます。

この状態をなんとか改善できないかと思い、Amazon のカスタマーサービスに問い合わせて何度もやり取りをした結果、ようやく正しい位置情報を使うことができるようになったので、その対処方法を紹介します。


位置情報サービスの設定を確認


まずは位置情報サービスが有効になっているかを確認します。

設定を開き、「ワイヤレス」→「位置情報サービス」の順にタップします。

位置情報サービスがオフになっていた場合は、スイッチをタップしてオンにします。位置情報を使用したい各アプリのスイッチもオンになっていることを確認してください。


位置情報サービスが有効になっていても位置が正しく取得できない場合は、次のステップに進みます。

位置情報をリセットする


Fire に保存された位置情報のリセットを行います。
リセットには以下の二つの方法があります。

Fire OS を工場出荷時の設定にリセットする。
「設定」→「端末オプション」→「工場出荷時の設定にリセット」から行うことができます。

位置情報だけではなく本体に保存されているデータは全て消えるため、リセットの前に PC や microSD に必要なデータをバックアップしてください。環境を元に戻すのが少々面倒ではありますが、Fire OS の異常が原因である可能性もあるので、まずは端末のリセットを行うことをおすすめします。また、リセットは microSD を抜いた状態で行った方が安全です。リセット時の説明には SD カードのデータは消去されないと書いてありますが、なぜか microSD も一緒に初期化されてしまうことがあるので、ご注意ください。

位置情報アプリのキャッシュを消去する。
Fire OS では一度読み込まれた位置情報が更新されず、同じ位置が表示され続けてしまうことがあるようです。その度に端末リセットを行うのは効率が悪すぎるので、位置情報アプリのキャッシュを消去して位置情報をリセットします。

  1. 「設定」→「アプリとゲーム」→「すべてのアプリケーションを表示」を開く。
  2. 画面をスワイプして「すべて」の項目を表示する。
  3. 一覧から「HERE Positioning」を探してタップし「キャッシュの消去」と「データの消去」をタップする。
  4. 端末を再起動する。

上記の方法でリセットし、Wi-Fi 接続後に天気アプリなどを開いて正常な位置が表示されるようであれば問題解決です。

リセット後には念のため、各アプリの再起動と、電源ボタンを 40 秒間長押しして電源を切り、再起動する操作も行った方がいいかもしれません。(不具合でサポートに問い合わせるとまずやることになる操作です)

また、DNS の設定を「8.8.8.8」などに変更している場合、位置情報データベースに正常に接続できていない可能性もあるようなので、プロバイダの通常の DNS を使うようにルーターの設定等を変更してください。

解決しなかった場合は次のステップに進みます。

位置情報の登録・修正を行う


Amazon のカスタマーサービスに連絡をしてください。
そして位置情報を手動で登録・修正してもらいましょう。

今のところ最終的な解決方法はこれしかなさそうです(~_~;)

サポートの人には

「Fire OS を工場出荷時の設定にリセットしたが、リセット後も位置情報がおかしいままだった。おそらく Amazon のデータベースに位置情報が正しく登録されていないので、手動での登録をお願いしたい。」

という感じの内容を伝えてください。

サポートの方にも手順があると思うので、最初からスムーズに話が進むかは分かりませんが、最終的には無料アプリの「Wi-Fi Analyzer」をインストールしてスナップショットを保存し、それをメールに添付して送って欲しい、という流れになると思います。

送った Wi-Fi の情報と、Amazon に登録している住所が関連付けられ、Wi-Fi の位置情報として登録されます。登録処理を行ったとサポートから連絡が来たら、位置情報アプリのキャッシュの消去を行ってください。これで新しい位置情報に更新されるはずです。

更新後に Silk ブラウザで Google マップを確認したところ、ピンポイントに家の場所が登録された訳ではなく、最寄りの公共施設(市役所)の位置に登録されていました。一応プライバシーへの配慮もあるのかもしれません。(自宅が市役所の近所だったので偶然そうなっただけかもしれませんが)

位置情報が正しく取得できない原因は?


経緯はよく分かりませんが、自分の場合は、おそらく Amazon のデータベースに「この無線ルーターはロシアにある」と判定される間違った情報が登録されていたため、おかしな現在位置が表示されていたのだろうと思います。位置情報の取得自体ができない場合は、Wi-Fi の情報がデータベースに登録されていない可能性が高いです。

iPhone や Android スマホでは、スマホ自体が GPS と Wi-Fi の情報を収集し、Apple や Google のデータベースに送信しています。多くの人がスマホを持ち歩くことで位置情報も更新されていくので、iPhone や Android の Wi-Fi からの位置情報はかなり正確なものになっています。

ところが、状況から考えて、おそらく Amazon にはそのように情報収集を行う手段がないため、データベースへの追加や修正はあまり行われていないと思われます。Amazon のスマホが日本で発売されることがあれば状況も変わるかもしれませんが、今のところ、Fire タブレットの位置情報が自動的に更新されることには期待できない気がします。

まとめ


Amazon のサポートに対応してもらうことで、なんとか正しい位置情報を使えるようになりました。Fire タブレットで radiko.jp を聞くことができるようになり、モンストのマルチプレイも問題なくできました。

手動で位置情報を登録してもらうしか方法ないの?端末の設定とかでなんとかならない?と思われる方もいるかもしれませんが、サポートの指示に従って色々なことを試したものの、結局はダメでした(^^; Amazon 側のデータを更新してもらわなければどうにもならない場合もあるようです。

少し手間はかかりますが、位置情報が使えない場合は、まず端末のリセットを行なってみてください。それで解決できないときは Amazon のサポートへ連絡をしましょう。解決までサポート担当の方に丁寧に対応してもらえます。サポートの人に感謝。

関連記事:
Fireタブレットに最適な microSD カードはどれ?【検証してみた】

2017年9月27日水曜日

VirtualBox 5.1.28 で「拡張属性が矛盾しています」と出てアプリが起動できない

Mac 上で Windows アプリを使うために VirtualBox という仮想化ソフトウェアを入れて Windows 10 を動かしています。

現在使っている VirtualBox 5.1.28 で、あるアプリを起動したところ「拡張属性が矛盾しています。」という謎のエラーが表示されて起動できませんでした。

拡張属性が矛盾しています。
こんなエラーが出ます。

エラー内容の意味がさっぱり分からないので、とりあえず一つ前のバージョン 5.1.26 に戻そうとしたのですが、5.1.28 の Guest Additions をアンインストールするためにアンインストーラーを起動すると「拡張属性が矛盾しています。」が出てしまい削除不能…。

しかたなく「拡張属性が矛盾しています。」について調べると、ユーザーアカウント制御(UAC)を一時的に無効にすると回避できる場合があるという情報を見つけたものの、自分の環境ではなぜか UAC を無効にすることができず、完全に行き詰まり状態に…。

Windows の再インストールも覚悟しないとダメか…とも思いましたが、一応情報収集のために VirtualBox のユーザーフォーラムを眺めていたら、それらしい内容のトピック(VirtualBox 5.1.28 extended attributes are inconsistent (#17082))を見つけました。

どうやら 5.1.28 の Guest Additions にはバグがあるらしく、3D アクセラレーションを有効にした状態では、起動時にユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるプログラムは正常に動かなくなるようです。

このバグを避けるには VirtualBox の設定で 3D アクセラレーションを無効にします。


この設定をして再起動すると次回からはエラーが出なくなりました。よかった(^_^;

なんとなく 3D アクセラレーションを有効化していましたが、そもそも 3D を全く使っていなかったので、自分はこれで問題ありません。しかし、もし 3D アクセラレーションが必要な場合は、バグ修正版がリリースされるまでは旧バージョンの 5.1.26 を使っておいた方がいいと思います。

*追記 (2017/10/24)
VirtualBox 5.2.0 ではこの問題は改善されていました。