2016年6月26日日曜日

DELL XPS M1330 の Windows 10 インストール手順

DELL XPS M1330 に Windows 10 をインストールしました。結論としては Windows 10 は使用可能でした。ほとんどのデバイスドライバは自動的にインストールされ、普通に起動することができました。最新の OS なので動作は重くなるかと思いましたが、Windws 10 はこの機種のスペックでも Vista と同じかそれ以上にサクサク動いたので、インストールする価値は十分あると思います。しかし OS をインストールしただけでは一部正常に作動していないデバイスもあり、ドライバの追加や設定の変更をする必要があります。そこで XPS M1330 で Windows 10 を正常に動かすための手順をまとめてみました。

使用した PC のハード構成
・CPU : Intel Core 2 Duo T8300 (2.40 GHz)
・メモリ : 4GB
・グラフィックス : Intel GMA X3100
・ストレージ : HDD 250GB
・光沢液晶ディスプレイ(標準ディスプレイ(CCFL))
・200万画素カメラ

GeForce 搭載モデルや CPU その他の構成が違うモデルでは同じようにインストールできるとは限らないので、違うモデルをお持ちの場合は参考程度に見てください。

用意するもの


1. Windows 10 のライセンス
残念なことに XPS M1330 にプリインストールされている Vista は 10 の無償アップデートの対象外なので、まず Windows 10 を購入する必要があります。DSP 版の方が少し安いのですが、今後 Windows 7 や 8.1 の 中古 PC に買い換えるなど、別の PC でも使う可能性がある場合には、ライセンス移行が自由にできる通常版を買っておいた方がいいと思います。自分は後々のことを考えて通常版を買いました。

2. USB メモリか DVD-R メディア
Windows のインストールディスクを作るのに使います。USB フラッシュドライブ版の Windows 10 を買っても中身のバージョンが古い可能性があるので、アップデートにかかる時間を考えると最初から最新版のインストールメディアを自分で作ってインストールを行った方がいいと思います。

Windows 10 のインストール


1. Windows 10 のディスクイメージ (64-bit) をダウンロードし、インストールディスクを作成する。
(※ 以降の手順は 64bit 版のインストールを前提にしています。)

Windows 10 の入手 - Microsoft
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

関連記事:
Windows 10 インストール用 USB メモリーの作り方

2. Windows 10 をインストールし、Windows Update を行って最新の状態に更新をする。

インストールメディアから起動して指示に従いインストールを行ってください。ドライバなどを最新のものに更新するため、Windows Update はインストール直後に行ってください。

XPS M1330 用ドライバのインストール


XPS M1330 のデバイスを動作させるために必要なドライバをインストールします。インストールするドライバは、自動的にはインストールされなかったり、汎用ドライバでは動作が完全ではないデバイス用のものです。

1. 必要なドライバをダウンロードする。


(※ Wi-Fi は問題なく動いていましたが、デバイスのプロパティの設定内容が英語表示になっていたので、日本語表示にするためにドライバを入れました。英語のままでもよければインストールは不要です。)

2. ドライバをインストールし、電源メニューから Windows を再起動する。

注意 : ドライバが必要なデバイスが上記のものと違っていたり、32bit 版 Windows をインストールした場合は DELL のサイトや Intel のサイトから適当なドライバを探してダウンロードしてください。Vista や 7 用のドライバでも大体は Windows 10 で動作するようです。

Intel グラフィックスドライバのインストール


Windows 10 のドライバでもディスプレイ表示自体は問題ありませんが、コントラストやガンマなどの詳細な設定ができなかったため、その解決用に Windows 7 用のドライバをインストールします。
(ディスプレイ表示の微調整をしないのであればインストールの必要はありません。)

しかしひとつ問題があり、Windows 7 用のドライバを入れても、しばらくすると自動更新されて元の Windows 10 のドライバに戻ってしまいます。それを防ぐために、まずドライバの自動更新機能をオフにします。

1. ドライバの自動更新をオフにする

Windows の画面左下の方にある検索ボックスから「デバイスのインストール設定の変更」を検索して起動し、自動的にダウンロードしない設定に変更してください。


2. ドライバをインストールする

Intel グラフィックスドライバ (Win7 64bit 用) をインストールし、Windows を再起動します。

注意 : このドライバを使った場合、どのタイミングで起きるのかは不明ですが、稀に明るさなどがデフォルト設定の状態になり、設定値通りにならないことがあります。異常が起きた時は、再度設定を適用するか再起動をすると元に戻ります。
また Windows 10 の標準ドライバで明るさ設定などを変更した状態からこのドライバをインストールすると、設定の基準値がずれて暗くなりすぎる場合があるので、ドライバのインストール前にはディスプレイの設定を変更しないか、変更していた場合は設定をデフォルト状態に戻してください。

無線アダプターの設定変更


XPS M1330 の無線アダプター Intel Wireless WiFi Link 4965AGN は、Windows 10 では高速スタートアップやスリープからの復帰時に Wi-Fi が接続できなくなることがあります。この問題は無線アダプターの設定を変更することで解決できます。

1. デバイスマネージャーから「Intel Wireless WiFi Link 4965AGN」のプロパティを開く。


2. プロパティウインドウの「電源の管理」タブをクリックし、「電源節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外して OK をクリックする。


3. 設定を変更したら再起動をする。

次回の起動からは問題なく Wi-Fi 接続ができるようになります。

その他のアプリなどのインストール


これらは PC を動作させるのに必須のものではありませんが、必要であれば任意でインストールして下さい。

Dell QuickSet Application
Wi-Fi Catcher の設定や Media Direct などのショートカットキー操作のサポート用アプリです。

インテル チップセット デバイス ソフトウェア
デバイスマネージャに表示されるチップセットの名称がアップデートされます。ドライバのように機能に関係するものではなく、デバイス名の表記が変更されるだけです。

Dell Webcam Manager
Web カメラで様々なエフェクトが使えるアプリがインストールされます。エフェクトを利用したい場合にはインストールして下さい。Web カメラのドライバはアップデート時に自動的にインストールされるので、Web カメラを普通に使うだけであればこれをインストールする必要はありません。

Windows 10 インストールでの注意点


Windows 10 インストール直後は、バックグラウンドで何らかの処理が行われているらしく、妙に動作が遅いことがあります。一通り設定などが終わったら、処理が完了して動作が軽くなるまで、電源を付けたまましばらく放置しておくのがよさそうです。これは Windows 10 をインストールした別の新しい PC でも同じでした。

XPS M1330 での Windows 10 の使用感


Windows 10 は通常の起動では、ログイン画面が出るまで 50 秒程度で Vista の起動とほぼ同じでしたが、高速スタートアップを使った場合は 20 秒ほどで画面が出ました。全体的な動作も Vista よりキビキビと動く印象でストレスはなく、この PC を買い換える理由がなくなってしまいました。もちろん最近の機種と比べたら動作は遅いですが、自分の用途ではまだ使っていけそうです。

世間ではアップグレードの問題などで色々と物議を醸している Windows 10 ですが、実際使ってみると悪くはなく、真っ当に進化したいい OS だと思います。ただ、何かとトラブルが多いのも事実なので、初心者も安心して使えるようにアップデートされるにはもう少し時間がかかるかもしれませんね。

まとめ


以上のようにドライバのインストールや設定の変更などを行えば、DELL XPS M1330 でも Windows 10 を正常に使うことができます。

Vista のサポート終了も近づき、アプリでも Vista は対応から外され始めているので、この機種をまだ使い続けるのであれば、OS のアップグレードは必要になってきそうです。

最初は使い勝手の違いから戸惑うこともありますが、慣れてしまえば Vista より使いやすくなっている部分も多いので、個人的には Windows 10 へのアップグレードはおすすめです。

2016年6月9日木曜日

Fire タブレットの Fire OS を手動でアップデートする方法

Fire タブレットの Fire OS は不定期にアップデートされますが、最新版のリリース後にアップデートをチェックしても「アップデートがありません」と表示される場合があります。どうやら全ての端末が一斉にアップデートできる訳ではなく、端末ごとに更新の順番が回ってくるのを待つ必要があるようです。

基本的にはアップデートが来るまで待てばいいだけなのですが、いち早く新しい OS を使うには、手動アップデートを行うという方法があります。その手順をまとめてみました。

最新版のソフトウェアをダウンロード


Amazon のサポートページに各機種のアップデートファイルがあります。ページの更新が遅いことがあるため、リンクが旧バージョンのままの場合は英語のサポートページなども確認してみてください。(更新されていない場合はどうにもならないので、おとなしく自動アップデートを待ちましょう…。)


アップデートファイルを Fire タブレットに転送


USB ケーブルで PC に接続し、Fire タブレットの「内部ストレージ」フォルダにダウンロードした bin ファイルをドラッグしてコピーします。


コピーが完了したら「ハードウェアの安全な取り外し」を行って接続を解除し、ケーブルを抜きます。

(上記は Winsows の場合ですが Mac でも Android File Transfer をインストールすると USB 経由で Fire タブレットにファイルをコピーできます。)

Fire OS のアップデート


Fire タブレットの「設定」をタップして、「端末オプション」→「システムアップデート」と開きます。


アップデートファイルのコピーが正しくできていれば「37.5.4.4_user_544271020 をインストールできます。」のような表示が出ます。

充電状態にするかバッテリー残量が十分なことを確認したら「アップデート」をタップしてください。アップデート中に電池が切れると、データ書き込みに失敗して起動しなくなる可能性があるので注意しましょう。

アップデートが始まると自動的に再起動し、アップデートのインストール画面が表示されます。10 分ほど待つとロック画面が表示され、アップデートは完了です。

Fire OS が最新版にアップデートされました。

手動というとコマンドを打ち込むなど、面倒な手順が必要なのかと思っていましたが、全くそんなことはありませんでした。アップデート手順はファイルをタブレットにコピーして少し操作を行うだけなので、意外と簡単ですね。

パソコンを使わず Fire タブレットのみで手動アップデート


上に書いた手順はアップデートファイルをパソコンでダウンロードして行う方法ですが、Fire タブレットで直接ファイルをダウンロードしてアップデートを行うこともできます。

ブラウザでアップデートファイルをダウンロードした後、ファイルマネージャーアプリを使って bin ファイルを sdcard0 のディレクトリ (/storage/emulation/0) にコピーします。

その後の手順は PC からファイルをコピーした場合と同じで「設定」→「端末オプション」→「システムアップデート」からアップデートを行ってください。この方法は PC にケーブルでつなぐ必要がないので、よりお手軽だと思います。